プラチナシェフバトルのエトセトラ(その1)

前回(SARA)に倣って題を付けたけど、その2があるのか不明です。

とっても大まかなゲームの作り方って、ゲームシステムを作る→テーマを決める→テーマに合わせたアイデアを付加する。だと思うんですよ。その後のテストプレイやバランス調整、UIデザインをしているうちにまた逆戻りすることもあるのですが、とりあえずテストプレイまでもっていくためにはゲームシステムとテーマの両方を形にする必要があると思っています。例えばスーパーマリオをただの〇にしてテーマ性を排除したつもりになっても、移動するときに転がるのか滑るのか、ジャンプするときに2回目の方がバウンドして高く飛べないか、など、そうしたからこそのテーマが生まれると思います。プラチナシェフバトルは、ゲームシステムが先にできて、その後のテーマ決めに時間がかかった作品でした。

というのも、ほんとはこのゲームを多人数用として考えており、いろいろと試行錯誤していたのですが、ゲームシステムがしっくりこない。先にテーマイメージを決めてしまったこともあり余計にゲームシステムが固まらずギブアップし始めていました。あきらめるならもう少し要素を取り除いてみるかとしたところ、多人数ではなく二人戦であればうまくいきそうかとなったので、現在の形になってきました。すると今度は考えていたテーマは多人数戦を想定したものだったので新たに考えなければいけない。帯襷。あちらこちら。

この時点の自分で出たテーマは、山に山菜を取りに行くゲームでした。山菜出現場所は相手に教えず、また早い者勝ちで取られてしまう。そんなシチュエーションがゲームシステムとは合致していたのですが、いかんせん地味なうえにどうやったら勝つのかわからない。売る?のはダメ。食べる?のは取り過ぎた時にうまくない。困ったときには自分だけでやるのはダメですね。ということで友人諸氏に相談し現在の料理バトルに行きつきました。制限時間内に作った料理なら審査対象となるみたいな設定に融通が利くのもポイントでした。

絵は前々から声をかけていたえいべ君から「そういえばゲームの絵を描くって話、どうなりました?」と良いタイミングでリマインドされたので渡りに船とお願いしました。イラストディレクションは、そのキャラクターではないんだけど、そのキャラクターを想像させるような絵にしてほしい。というもので、その指示に見事にこたえてくれました。

ワーカープレイスメントで置いた駒が、AかBかわからない、このシステムは自分としては非常にお気に入りで隠匿側ワカプレと記載しているこのシステムですが、身内に説明するときにプラチナワカプレシステムと呼んでいます。プラチナワカプレシステム。って名称良くないですか?是非はやらせたいんですけど、売れないとむずかしいですよね。。

拡張を作るか、多人数専用を作るかはしたいと思っていますので、ぜひ元となっているプラチナシェフバトルをよろしくお願いします。

Windfall

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